変わらないモノ…
雪が解け始める頃、高校のクラスの飲み会があった。

向かってる最中にトモさんに電話をした。

「もしもし?」
休みだったトモさんは寝起きの声だった。

『ごめん寝てた?きっと朝までになるから終わったらトモさんにの家に帰るね。』
久しぶりの飲み会でテンションが上がってた。

「うん。アキちゃんテンション高いね~明日も休みだから待ってるよ。夕方ぐらいでもいいからご飯食べに行こうね」
いつものように私を気遣いながら優しい声で言った。

いつもと変わらないトモさんだった。
テンションのあがっている私が気づかなかっただけなのかもしれない。

案の定、朝まで遊んで解散をした。

解散をするのに話している最中にトモさんに電話をかけた。

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