変わらないモノ…
記憶…
それからの記憶はない。

気づいたら目の前は白い世界だった。

「森?」
声のしたほうを見るとコウちゃんがいた。

『コウちゃん…?』
頭が真っ白でそれ以外は言葉が出てこない。
トモさんのことを聞きたいのに聞けない。
何かが迫ってくる…

「森!大丈夫だよ。」
震える私の頭を撫でながら笑う。

『トモ…さんは?』
うまく声を出せない。

「先に先生に診てもらおう?話はそれからだから」
そう言ってコウちゃんはナースコールを鳴らして私が起きたことを伝え医者が入ってくるのと同時ぐらいにケンさんが入ってきた。

医者の質問に答えて血圧を測られた。
出る時にコウちゃんとケンさんに医者が話をしている。

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