変わらないモノ…
玄関の前に立つと外まで笑い声が聞こえてきた。
さらに胸が高鳴った。

『ただいま~』
仕事終わりのテンションと重なっていつもより大きな声を出した。

廊下のドアが開いてコウちゃんが顔を出す。
「おかえり、二人とも起きて待っててくれたよ。」
いつもよりご機嫌なコウちゃんの表情でまたテンションが上がる。

ドキドキしながらリビングに行くとやっぱりご機嫌な二人がいた。

「はじめまして~トモヒロだよ。尾田から聞いてるよね?」
優しそうな笑顔だった。

「俺はケンイチ!いつもコウがお世話になってま~す。」
意地悪な笑顔で言う。

『コウちゃんから毎日のように聞かされてます!
 私はアキです。コウちゃんにはお世話になってる方ですよ。』

「森すげ~機嫌だね♪」
テンションの上がってる私を見てコウちゃんは言った。

「俺らなんて呼べばいい?」
トモヒロさんがコウちゃんに聞く。

「ん?適当~」
コウちゃんがそんなことを言うので私は思わず
『アキって呼んでください!!』と叫んでしまった。

「じゃあアキちゃんね♪」
そう言って優しい笑顔で笑ってくれた。

それから4人で飲んで騒いだ。
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