変わらないモノ…
泣いてる母親を抱きしめながら泣くお姉さんが目の前にいる。
なにもできない…
無力だ…
そんなことを考えてるとコウちゃんが来て私を抱きしめた。
そして母親に黙って頭を下げていた。
「行こう?」
そう言って私の手を引っ張った。
『イヤだ。トモさんの側にいる』
無意識に出た言葉だった。
お母さんはそれを聞き逃していない。
「側にいるですって!?これ以上、私たちを苦しめないで!!!私たちから大切なモノを奪っておいて図々しいわ!!!」
そう言って私の胸ぐらを掴んだ。
そして低くて小さな声で「人殺し」と言った。
『ひと…ごろし…?』
私が?
あぁ…トモさんを殺したのは私だ…
遠くでお母さんの声が響く。
私の手はコウちゃんに引っ張られている。
目の前の景色がグルグル回っていて気持ち悪い。
頭の中ではお母さんの言葉が繰り返し流れている。
なにもできない…
無力だ…
そんなことを考えてるとコウちゃんが来て私を抱きしめた。
そして母親に黙って頭を下げていた。
「行こう?」
そう言って私の手を引っ張った。
『イヤだ。トモさんの側にいる』
無意識に出た言葉だった。
お母さんはそれを聞き逃していない。
「側にいるですって!?これ以上、私たちを苦しめないで!!!私たちから大切なモノを奪っておいて図々しいわ!!!」
そう言って私の胸ぐらを掴んだ。
そして低くて小さな声で「人殺し」と言った。
『ひと…ごろし…?』
私が?
あぁ…トモさんを殺したのは私だ…
遠くでお母さんの声が響く。
私の手はコウちゃんに引っ張られている。
目の前の景色がグルグル回っていて気持ち悪い。
頭の中ではお母さんの言葉が繰り返し流れている。