変わらないモノ…
飛行機に乗り窓を見る。
段々と遠ざかって行く。
もうなにも考えられなかった。
 
 
 
目的地に着き空港を出る。
行く宛もないけど少しだけ解放された気分だった。
けどそれも一瞬だけですぐに絶望感が襲った。
 
深く帽子をかぶり町へと出る。
来たことはないのでただブラブラと歩く。
 
海に辿り着くとそのまま寝ころんだ。
空は見ない。
海も見ない。
色がないから…
目を瞑る。
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