変わらないモノ…
「さっきから頭下げすぎだって~」
それから説明を受けるのに話しをしようとしたら部屋のドアが開いた。
 
「シン。母ちゃんが店出ろって怒ってるよ。」
さっき言っていた弟だろう。
 
「やっべぇ~」と言って部屋から出て行った。
 
「俺が代わりに案内するから。名前は?」
不愛想な人だった。
 
『森山アキです』
頭を下げる。
 
「俺は弟のユウ。22だから」
また不愛想に言う。
 
「こっち」と言われてお風呂やご飯の食べる時間などの説明を受けた。
 
今日は働かなくていいと言われたが無理を言って雰囲気だけでもと店に出させてもらった。

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