地獄少年~麗~
「お母さん・・・・
 ごめん・・なさい・・・・」

お母さんはずっと泣いていた。
「今からお婆ちゃんの所に行ってくる」

「愛梨・・・・・・・」

「・・・・・じゃ」
私は電話を切った。


私も泣いた。
「なぜ泣く?
 母さんは反対したのか?」

「だって・・・・お母さん・・
 泣いてた・・・・
 私が居なくなってたから、泣いてた・・・」


「もう戻れないからな?」

『麗』はそれだけ言うと森の中に降りていった。
「?
 ココで何をするの?」

「休憩」
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