俺様vs…私??第1部



誰だよ・・・。


ディスプレイを見ると

【裕也】と表示されていた。





「・・・・はい。」


『もしもし??俺~裕也だけど~

今、学校終わったから

鞄届けに公園行くなぁ!』



・・・・ああ。そっか。

鞄もってこいって頼んだっけ??




「・・・・おう。」


なんか元気が出ない…。


『・・・・なんかあったのかよ?』



電話越しに聞こえてくる

裕也の心配そうな声。



「・・・・・別に…。」


『・・・。まぁ、話は後で聞いてやるから。

とりあえず電話切るぞ??』



「…おう。」






電話が切れても

俺は携帯を握り締めていた。









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