俺様vs…私??第1部
一瞬…
拓かと思ってしまった…。
「彩音??」
何の返事もしない私に
心配したのか…顔を覗いてくる。
「あ、ごめん。大丈夫だからッ
じゃあねッ!」
こんなところで、ゆっくりしてられない…。
早く拓の所に向かわないと…。
「おいッ!傘もなしにかよッ??
風引くぞ??」
「ありがとッ。でも、大丈夫だから!
ごめんねッ急いでるんだ。」
私が走り出そうとしたとき…
優斗に腕を掴まれた…。
・・・・え??
「優斗?・・・放して…?」
「・・・・・。」
…なんか優斗の様子が
おかしい…。
「…優斗??」