俺様vs…私??第1部
「…何?」
不思議そうに、こっちを見る。
「今日、先に学校行っただろ?
・・・・・なんで?」
こんな事、言いたかったわけじゃ
ないのに…。
なんで、素直に謝れないんだろう。
「…それは…。」
彩音がなんか言いかけてる…。
「【それは】何?」
言いかけたなら、言えよ。
「それは・・・・・・言えない・・・・・。」
言えないって…。
てことは、結構重要ってこと?
興味ない話だったけど、知りたくなった。
「・・・【言えない】は、無し。
言え。」
なんか、考えてる様子。
「私も、拓に質問があるんだけど。」
質問…?
って…話が流されちまう。
「俺の質問が、先・・・。」
「・・・・もし・・・拓が、私の質問に答えて
くれたら、私も答えるから。」