龍神のとりこ
「抱きしめたくなる。」


すっぽり胸に抱きいれた。

可愛らしい瞳が見上げている。

「もう、、そうされてる。」

くすっと笑い合う。







「抱いても大丈夫か、、?」
、、こくん。


「喰っても、、いい?」

こくん、こくん、


「俺の巫女になるってことだぞ?」
返事を待たず、ふわっとコハクの顔がトーコの首筋に降りてきた。
「ぁ、、」
トーコの身体の奥がきゅぅぅっとなった。




首筋をゆっくり喰むようにコハクのくちびるが添う。

「あったかいな。」


「んっ、、」
耳元で囁かれトーコがびくんとなった。

「ふ、、ここが、、気持ちいい?」

トーコが首を逸らそうとするのを引き寄せる。
「逃がさない。」


< 134 / 139 >

この作品をシェア

pagetop