龍神のとりこ
「おまえ、、龍神の力が足りないのかい?気配が全く足りないねぇ。はやくこっちにおいでよ。」

すっと手のひらをコハクたちのほうへかざした。
「ぁっ、いや、コハクっ!!?」
ぐいっとトーコの身体が持ち上がり、コハクから引き離される。宙に浮いている。
「トーコっ!、、ジンっ、術を解け!トーコに手を出すな!」

コハクも身体の動きを止められている。

しゃなり、しゃなり、と身体をくねらし、ゆっくりとコハクに寄った。
「私が欲しいのはあなたよ。交わって、おまえも力を得ればいい。。」
白い肌をコハクの逞しい身体に押し付けてくる。
ジンの妖艶な香りが広がる。

コハクは目を逸らした。



「きゃ、、、ぅっ、」ドスン。

「!!」


トーコは地面に叩き落とされた。


「きさまぁつ!!」
コハクの瞳が真紅に変わった。


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