龍神のとりこ
どれくらいぶりだろう、
こんなに深く愛し合ったのは。。


「シオウ、、シオウ、何故何も言わないの、、私は、、っ」

抱きしめる胸から顔を離し、濡れた瞳が一瞬、
龍神を見上げた。
激しく求め愛され、頬が紅潮している。


龍神の長い髪がさらさらと降りかかり、躊躇う女を胸深くへ抱きしめ直した。

「私を喰え。」

ジンの髪を優しく撫でる。



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