男装少女争・奪・戦 ~男子校とか無理だから!!~ 【完】
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい

俺が脳内で神様&美女さんに謝り続けている間にも

もちろん時間は流れるわけで

俺だけ時間の流れから離脱する、なんて神業もできるわけがない

ということで、今現在俺らがいるこの部屋は

不自然に静まりかえっているのでした

そしてそして

俺はそんなことにはまぁったく気づかないのでした。まる。

なんて、笑えない冗談を考えて自分でむなしくなっていますが何か?

実際問題、静まりかえっているのはホントだし

それに気がついているから余計つらいし

だってこの状況、どうしろと!

どうしろというんだ!

俺は『若い時の苦労は買ってでもせよ』なんて言ってる昔ながらの父親じゃねぇんだよ!

今をときめく十六の乙女なの

あと言っちゃうと俺は超絶めんどくさがりやなんだぞ

こんな神罰は俺じゃなくどっかの頑固親父に降したれ!

……っつう文句も今の俺にとっては悲しくなるだけのもの

ああ神様……

こんな神罰降してる暇あったら俺のこの短絡的思考をどうにかしやがれコノヤロウ!!






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