男装少女争・奪・戦 ~男子校とか無理だから!!~ 【完】
Abomination said心
幼い頃から
この髪の色が大嫌いだった。
母親ゆずりの金色の髪。
それは自分にとって喜べるものではなく
むしろ
忌むべきものだった。
『妾の子』
その事実を一層引き立てる。
僕だって、同じ『御子柴』
でも、他の兄弟は自分のことを蔑む。
父親が、母親に似た顔をした自分を溺愛したのも
原因の一つ。
僕は
家族なんて大嫌い。
だから全寮制の高校に入った。
これでもうあいつらに会う回数は減る。
嬉しいな。
「ふふふっ」
自然と笑いがこぼれる。
そんな時だった
迷ったのかうろうろしている
同じ新入生を見つけたのは。
この髪の色が大嫌いだった。
母親ゆずりの金色の髪。
それは自分にとって喜べるものではなく
むしろ
忌むべきものだった。
『妾の子』
その事実を一層引き立てる。
僕だって、同じ『御子柴』
でも、他の兄弟は自分のことを蔑む。
父親が、母親に似た顔をした自分を溺愛したのも
原因の一つ。
僕は
家族なんて大嫌い。
だから全寮制の高校に入った。
これでもうあいつらに会う回数は減る。
嬉しいな。
「ふふふっ」
自然と笑いがこぼれる。
そんな時だった
迷ったのかうろうろしている
同じ新入生を見つけたのは。