男装少女争・奪・戦 ~男子校とか無理だから!!~ 【完】

四章その後

「ただいま~」

「お帰り」

お父さんが事業に成功し、いわゆる『お金持ち』になった今でも台所に立つことを忘れないお母さんの声がする。

「今日の夜ご飯何?」

「鍋」

素っ気ない返事

「は?」

この時期に鍋?

「夏なのに?」

「おいしいものはいつ食べてもおいしいのよ」

「……」

お母さん……

合ってること言ってるみたいだけど

だったらよりおいしく食べられる時に食べようよ……

お母さんに言ってもムダだから言わない。

娘を男子校入れるような人だから……

「ご飯できたら呼んで」

そう言って自室へレッツゴーした。


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