キミと描く恋模様
教室に入ると、ほとんどの生徒がもう来ていて
だいたいの人が数人で集まって仲良く盛り上
がっていた
私は黒板の前に貼ってある席順を確認して自分
の席に着くことにした
私の席は窓側の後ろから2番目の位置だった
窓際ラッキーじゃん!名簿順だから私は後ろの
方なんだよね
あれ?私の後ろにも1人いるんだ、、
今までは私が名簿順で一番最後だったからな
んだか不思議な気分だな~
そんなことを思いながら窓の外を見ていると
「ねぇねぇ!名前何て言うの?」
!?え!?わわわわわ私?
私はゆっくり振り向くと満面の笑みで私を見てい
る女の子がいた
「あ、吉野柚です。よろしくね。」
あーー!!!実際に人と喋るとなると人見知り
発動しちゃうよ、、、
「柚って呼んでもいい?あ、私は三浦紗理奈
(みうら さりな)!紗理奈って呼んで?」
「う、うん! さ、りな、、」
やばい。めっちゃよそよそしくなっちゃったよ。。
「柚ってめっちゃ可愛いよね~!名前も可愛い
し~」
え!?かかかかか可愛い!?私が!?
「あり得ないよ!私なんかが可愛いわけない…よ
…」
「あー、自覚なしか、、まぁ、これから仲良く
しようね!」
「うん!」
あ、私、友達出来たんだ!なんか楽しい高校生
活が送れる気がしてきたかも!
それからは紗理奈とずっと喋っていた
気付くと担任の先生が教卓の前に立っていて、
あいさつをしたあと出席を取り始めた
「吉野~」
「は、はい!」
「結城~」
「はい」
ん?後ろの席の子いつの間に来てたんだろ、、
声からして男の子だ
どんな子なんだろ~、仲良くなれるかな
振り向きたいけど先生が話してるから振り向け
なくてモゾモゾする