キミと描く恋模様
なんでこんなに気になるんだろう
紗理奈は私が泣いた事にはすごく驚いていたけ
ど笑って慰めてくれた
次の日からさっそく授業が始まり、私はみんな
に置いて行かれないように一生懸命先生の話を
聞いて、黒板の文字を写していた。そしてチャ
イムが鳴り、休み時間になった途端みんな友達
とはしゃいだりし出して騒がしくなった私はという
と紗理奈が私の席に来て、他愛もない会話をし
ていた
「ねぇ、柚さ~、気になる子とか出来た~?」
「ブフッ!………ゴホゴホ!」
私はいきなりの質問に飲んでいたお茶を吹き出
してしまった
「ちょっ!汚いな~!てか、その反応から見て
気になる子いるんだ?笑」
「んな!いないよ!いない!」
「そんなバレバレな嘘はやめな~」
なんて話をしていると、後ろの席からガタッと椅
子から立つ音がした
その瞬間ドキッとした自分がいて、、、、
どうしたんだよ、私。
ただ結城くんが立っただけじゃん。。
そう思いながらも結城くんを目で追ってしまって
いる
その行動を紗理奈に見られてしまった
「ははあ~ん笑 結城くんか~!」
「ち、違うからね!たまたま!……そう!たま
たま目に入ったの!」
「ふぅーん」
「うん。そーだよ!」
「まぁホントに気になる子出来たら絶対教えて
ね!」
「うん!教える!紗理奈もね!」
「あったりまえ!」
紗理奈、私のこの気持ちがなんなのかはっきり
分かるまでもう少し待っててね、、、