終わらない英雄の記憶
もしもフィンに恋人が出来たら、私はメイドとして側で笑っていられる………?




「マディー……」




「は、はひっ!」



は、恥ずかしい……。



突然呼ばれて噛んじゃったじゃん!!



「フ、フィン熱は…?」



私は自分の手をフィンの額に当てる。




まだ熱いが、先程よりかは熱が引いていた。




「少し下がったみたいだね……」



私は横に落ちているタオルを、冷水で洗い再びフィンの額に乗せた。
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