終わらない英雄の記憶
国民たちは、マディーのことを英雄と称え、マディーの願いに従った。



ありのままの、自分たちでいる。



国民はマディーの物語を、今でも後世に伝えている。



これはミドル王国の、大きな歴史なのだと。



学校の教科書にも載るくらいだ。




そして国民の1人が本を書いた。



マディーが主役の実話だぞ。



それが今では世界で大注目されている。



ほら、それがこの本。



俺は持ってきた本を、マディーの墓に置いた。
< 131 / 134 >

この作品をシェア

pagetop