終わらない英雄の記憶
俺らに冷たく当たってしまったこと。



今までの俺らに謝ってくれた。



プライドが高い王が、俺らのために。



「じゃあ、どうして俺の恋人を今まで別れさせてきたんだ?」



「サンダーは昔から女運がなかった。恋人になった女性は皆、君の顔や、王族というプライドだけを狙っていた」



すると王は、見たことのない笑顔を浮かべた。



「でも今回は安心できそうだ。マリアさんは素晴らしい女性だと、自分でも感じられたし、別の人にも強く言われたよ」
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