終わらない英雄の記憶
「ま?」



「もういいや。フィン耳貸せ」



俺は親父の言う通りに、親父の口の側に耳を近づけた。



親父が言った人の名前は、とても意外で俺は驚くしかできなかった。



「え?親父たちって知り合いなの?」



「まあな。父親同士が仲良くってな」



つまり昔からの知り合いって訳か。



部屋の片端に目を向けると、そこにはサンダーとマリアさんの口喧嘩。



喧嘩が付いていても、そこはピンクの幸せオーラが出ていて近づきにくい。
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