終わらない英雄の記憶
ボトン、とフカフカベッドに横たわる。



ここは物入れ部屋、兼私の部屋。



案の定、大広間ではマリアさんも含めて家族団らんしている。



マリアさんも将来の女王だな。



女王は会ったことがあるらしいが、小さい頃の話で全く覚えていない。



『お前に近づく者がいないな』



「うんそうみたい。やっぱり予想が外れた……?」



それか、私と深く関わる人にいるか。



神の言うことは、私をマークしろと命令された男のこと。



「あーもうっ!!訳が分からないよっ」
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