愛を、ください。



これが、最後だろうか。


きっと拾ってくれる人はいない。今まで拾われてたのが奇跡のようなものだ。


それに信じてなんかいない。


信じるだけ自分を苦しめるんだから、そんなことはしない。ただ、言われたものは完璧にこなす。これが私の生きる術だ。


だから、なのだろうか。私が捨てられてきたのは。


冷たいと思われていたのかもしれない。

…そんな気はないのに。


…どうしても、人が怖くて。目が合わせられないし、距離も取ってしまう。


殴る時の冷めた瞳が。振り上げられる手が。


人を見ると、どうもダメだ。





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