恋蛍~君の見ている風景~【恋蛍 side story】
その日、16時で仕事を終えて、休みだった小春に誘われてファミレスで食事をしたあと、本屋に寄ってから帰宅した。
いつものようにエントランスで郵便受けを確かめると、目が冴えるような黄色の封筒が入っていた。
美波ちゃんからの手紙だった。
部屋に入った時、デジタル時計は【18:20】を表示していた。
日中締め切っていた室内は蒸し風呂のように熱気が立ち込めていた。
まずいちばんにエアコンをオンにして、購入した写真雑誌をテーブルに置き、それからようやく手紙の封を切った。
外はようやく日が落ち始め、でも、まだ電気を付けるほどではない。
テレビをつける。
『今日も朝から気温が高く蒸し暑い真夏日となりました。東京では気温が30度を超え、埼玉県熊谷市では』
夕方の報道ニュース番組が流れるテレビに背を向けて床に座り、便箋を開く。
いつものようにエントランスで郵便受けを確かめると、目が冴えるような黄色の封筒が入っていた。
美波ちゃんからの手紙だった。
部屋に入った時、デジタル時計は【18:20】を表示していた。
日中締め切っていた室内は蒸し風呂のように熱気が立ち込めていた。
まずいちばんにエアコンをオンにして、購入した写真雑誌をテーブルに置き、それからようやく手紙の封を切った。
外はようやく日が落ち始め、でも、まだ電気を付けるほどではない。
テレビをつける。
『今日も朝から気温が高く蒸し暑い真夏日となりました。東京では気温が30度を超え、埼玉県熊谷市では』
夕方の報道ニュース番組が流れるテレビに背を向けて床に座り、便箋を開く。