恋蛍~君の見ている風景~【恋蛍 side story】
「あたしでも。失ってばかりのあたしでも。未来は切り開けるかなあ?」


宏子さんは言った。


「運命に逆らえないなら、せめて、切り開くしかないっしょ、未来を」


きっかけとチャンスはいくらでも転がってるんだから、と。


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