恋蛍~君の見ている風景~【恋蛍 side story】
「プロポーズしてもらった時から決まってましたから」
「そっか」
堀北さんが封筒を受け取り鞄にしまって、微笑みを返してきた。
「おめでとう、須藤」
「ありがとうございます」
「にしてもアレだよなあ。まさか先輩と須藤がねえ」
「どういう意味ですか」
「だって片方は自由奔放で、片方は完璧主義っていう? 意外な組み合わせが奇抜でさあ」
「なんか……けなされてる気がする」
「違うって! そんな怖い目で見るなよ」
その夜、帰宅するなり海斗に返事を書いた。
数日後、海斗から返事が届き、何度かの手紙のやりとりを経て8月6日の夜7時に、都内のリーズナブルなレストランで食事をすることにした。
そして1ヶ月は足早に過ぎ、その日がやってきた。
「そっか」
堀北さんが封筒を受け取り鞄にしまって、微笑みを返してきた。
「おめでとう、須藤」
「ありがとうございます」
「にしてもアレだよなあ。まさか先輩と須藤がねえ」
「どういう意味ですか」
「だって片方は自由奔放で、片方は完璧主義っていう? 意外な組み合わせが奇抜でさあ」
「なんか……けなされてる気がする」
「違うって! そんな怖い目で見るなよ」
その夜、帰宅するなり海斗に返事を書いた。
数日後、海斗から返事が届き、何度かの手紙のやりとりを経て8月6日の夜7時に、都内のリーズナブルなレストランで食事をすることにした。
そして1ヶ月は足早に過ぎ、その日がやってきた。