だから放っておけねーんだよ。
今さら好きだって言っても、きっとあいつには届かない。
だけど……その気持ちを押し殺して先輩を好きになることは出来ない。
「………ありがとう。正直に言ってくれて。」
先輩は言った。
「でも、試合は頑張るから…だから応援しててよ。…ね?」
「もちろんです!!精一杯応援します!」
「ありがとう。俺も葉月ちゃん応援するから。」
「はい……」
先輩は私の頭をポンポンっとすると、部室に戻っていった。