だから放っておけねーんだよ。







「おー、始まるな。」







「あ、旭!!」







「なんだよ、そんな驚くことねーだろ。」







「いや…だって…」







「あ!私、長〜く席外すわ!じゃ、星野くんあとは頼んだ!」







「え!ちょっと琳!!」








琳は私にウインクをすると、ピューッと行ってしまった。







「なんだ、あいつ。」







この状態に全く気づいていない旭は、私の隣に座った。







ドキドキ、心臓が音を立て始める。







「お前さ、ありがとな。」








旭がしみじみと言う。







「へっ?な、なにが!?」








「いや…なんかガツンと言ってくれて。」







「余計なことじゃなかった?私、ずっと後悔してたんだけど。」







< 126 / 304 >

この作品をシェア

pagetop