だから放っておけねーんだよ。
私と旭がもめあっていると、試合開始の合図が鳴った。
いよいよだ……!
先輩頑張って………!
私と旭は固唾を飲んで見守った。
旭の代わりの相手選手は、テニスの強豪校・川崎南高校の選手。
どんどんリードされてく………!
でも先輩は負けじとボールを追い続けた。
「先輩………青山先輩っっ!」
お願い………………っ!!
相手も抜かりない攻撃を続ける。
「先輩!!!いけーーーっ!」