だから放っておけねーんだよ。







「葉月上手くなってきたじゃん!」







「うん!」







琳とハイタッチする。







「体育祭終わったら、テスト期間で部活できなくなるもんね。今のうちにやっとかないと。」







「おー?だんだん様になってきたね〜」







琳が茶化す。







その時、向こうの方から応援団が練習する声が聞こえた。







「星野くん、見に行ってみる?」







「ええっ…………い、行く。」








私は琳の後ろに隠れるようにして、応援団の練習を見に行った。







「うわぁ、すごいね。」







「青団はどこかな?」







「あ、あそこ!星野くんいる!」







< 143 / 304 >

この作品をシェア

pagetop