だから放っておけねーんだよ。
「だ、だから…付き合ってほしい。」
ええええええええ。いや、ちょっと待って。
「えっ、だって…私と先輩は…初対面ですよね?えっ?な、なんで…?」
「実は、入学式の日にたまたま近所で見かけて。俺たち、かなり家が近いらしくてさ。」
ご、ご近所さん?
「家の階段でコケそうになってたでしょ?入学式の朝。」
そ、そういえば…そんなこともあったような…
「それが俺の部屋から見えてさ。その時、なんか目が離せなかったんだよね。」
うっわ!超恥ずかしいじゃん、それ!
「青山先輩ね、すっごく優しくて私も中学の時いろいろとお世話になったの!」
琳がごり押ししてくる。
ええっ、だってそんなこと言われても…