だから放っておけねーんだよ。
確か、中学の時のパッチテストでお酒にすごく弱いって結果が出たって言ってたよね。
「旭、立てる?」
病院とか連れて行かなくて大丈夫なのかな。
「………旭。」
私は寝ている旭のほっぺをつまんだ。
「私が好きって知らないくせに…」
ドキドキが止まらない。
私……旭にキスされたんだよね…
なんか熱かった……って何考えてるんだ私!
旭は何もなかったかのようにスヤスヤ寝ている。
私の腕の中で。