だから放っておけねーんだよ。
ドキドキしてるのは私だけ。
「………いって………」
旭が頭を押さえながら、ソファーから起き上がった。
「……ん?なんで俺ここに寝てんだ…」
「え、覚えてないの?!」
私は水を差し出しながら言った。
「覚えてないのって、何のことだよ?てか、なんで昼寝してんの俺。」
「本当に覚えてないんだね……」
「は?なんだよ、その目は。」
なんだよってこっちのセリフだわ!!!
あんたがキスしたんだからね!
私のファーストキスだったのに!!!
「このバカもん!!」
「うわっ!なんなんだよ、一体。」
「知らない!バカ旭。」
「なんだよソレ。」
私ばっかり意識してバカじゃん!!!!