だから放っておけねーんだよ。
「じゃ、俺帰るわ。なんか知らねーけど迷惑かけてごめんな。じゃあ、また明日。」
「あ…うん。」
明日から学校でどういう顔して会えばいいっていうのよ!
なんか、このなんとも言えない気持ち…
『葉月…可愛くなったよな…』
あいつがキスする前に言った言葉。
本心から出た言葉じゃないことぐらい分かるけど、なんとなく期待してしまう。
あぁ…好きってめんどくさい。
でも、きっと明日には旭を目で追いかけているんだろうな、私は。
自分の心にはウソはつけないね。