だから放っておけねーんだよ。








「………なんだ、それ。」








琳が呆れ顔で私の肩に手を置く。








「そこはチャンスと捉えるのが普通でしょーが。」







「ゔっ……そ、そうなんだけどさぁ…」







でもフツーでいられる自信なんかないよぉっ!







「だってキス………」







「え?なんて言った?」







「うあーーーっ!なんでもないです、ハイ!」








口を滑らせるところだった…








琳はまだ例の留守番事件のことを知らない。







< 203 / 304 >

この作品をシェア

pagetop