だから放っておけねーんだよ。







「まじ?さんきゅ。」







「えーずるーい!私も教えてあげる!」







「私もーーーー!!!」







軽く旭争奪戦の縮図を見た気がする。







「はぁ……」








私は静かになった机に突っ伏す。







旭から見れば恋愛対象にもならないよね…私なんか。







幼馴染っていう関係は持ってるけど、これ以上近い存在になれないのがキツイ。








あいつが一度でも私を女としてみたことがあっただろうか?








……考えるまでもないか。








周りからすれば一番近い女の子なのかもしれないけど、私にとっては壁なんだよなぁ…








うーん。切ない。







< 205 / 304 >

この作品をシェア

pagetop