だから放っておけねーんだよ。
「ちょ、琳!!!」
「だって、テニス部楽しそうって言ってたじゃない?私もテニス部入るし、一緒にどーお?」
「うんうん!テニス部入ったら、俺のこと知る機会も増えるし!」
二人のあつーい視線が痛いんですけど。
「も、もうっ!分かりましたよ!テニス部入ります!!!!」
負けた…私。
「よっしゃあ!葉月ちゃん、これから仲良くしよーね。俺のこと、沢山知ってね!」
「は、はい…」
「きゃああ!やった!葉月と同じ部活〜!」
琳がぎゅうっと抱きしめてくる。
なんか、変なことに巻き込まれてしまったような…
私これからどうなるのよ?
「部活は明日からね。それじゃ。」
先輩はそう言うと、部活動に戻って行った。
それと同時に、背中にぞくっとした寒さが…
慌てて振り返ると、
「旭!!!!!!!!」
なんでまたココに!
しかもなんであんたまでジャージを…?
ま、まさか…。