だから放っておけねーんだよ。








どうしよう。私のせいだ。









だんだん罪悪感がこみ上げる。








なんであのとき私がくじ引いたんだろう。









琳が私に譲るって言った時、断っておけばよかったのかな…








やり直したい場面が次々に浮かんできて、目頭が熱くなる。








やだな…旭もいるのに。








「とりあえず、明日に回そう。な?気にすんなよ、葉月。」








旭はそういうけど、私の罪悪感は消えない。









私は頷くだけだった。









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