だから放っておけねーんだよ。
その日の昼休み、私と旭はつのっちの元へ向かった。
「おー、どうしたんだ。二人揃って。」
「明日の数学の時間、文化祭の話し合いをさせてください!」
旭が言い、二人で頭をさげる。
「お……おぉ、わ、わかったよ…」
先生も私たちの迫力に負けて、OKしてくれた。
つのっちは、昨日あったことを知らない。
「頑張れよ、期待してるからな。」
つのっちは私たちの肩を同時に叩いた。
「もちろんです!」
「任せてください。」
私と旭は顔を見合わせて小さくガッツポーズをした。
また巡ってきたチャンス。
絶対無駄にしない。
きっと、この気持ちは旭も同じだよね…?