だから放っておけねーんだよ。
旭のお母さんに頼まれた手伝いは、クッキーのアイシング。
カラフルな材料やアイシング用のぺんが並ぶ。
見てるだけでワクワクしちゃうな。
「旭、不器用だから出来ないんじゃない?」
「できるわ!見てろよ。超かっけーの作るから」
「クッキーにかっこいいもないでしょ」
「じゃあ勝負な。」
こういうときに勝負をかけてくるのが、昔から変わってない。
「はいはい。」
とりあえず引き受けるも、勝負なんか気にせずに自分の好きなようにアイシングをしていく。
そのままでも十分美味しそうなクッキーが、みるみるうちにカラフルに、綺麗になっていく。