だから放っておけねーんだよ。
「さ、ケーキも焼けたわよ!葉月ちゃん、いっぱい食べてね!」
「わぁ〜すごい!ありがとうございます!いっただきまーす!」
「うわーうまそ!いただきまーす」
「ほんと、葉月ちゃんがいると花が咲いたように明るくなるわね。女の子が欲しかったわぁ」
私と旭は共に一人っ子なんだ。
「私も兄弟欲しかったです〜」
「俺がお兄ちゃん的な存在だったろ。」
旭が口を出す。
「いや、あんたは弟だから。」
私も負けじと言い返す。
「いや、お前の方が年下って感じだったよ!」
「絶対違うし!私の方が常識人だったから!」
「単に勉強出来ただけだろーが!」