だから放っておけねーんだよ。







「……前も宿題教えてもらったし、今日も勉強見てくれたろ?お礼っていうか……」









暗くてわからないけど、旭は下を向きながら無愛想にいった。









「お礼…?」








「クリスマスプレゼント。」








「これ、可愛い……。」








旭が首にかけてくれたマフラーはフワフワですっごく可愛い柄。







「よかった。じゃあな。」







旭がくるっと背を向けて行こうとした時、空から白いものが降ってきた。








「雪だ……!」








「ほんとだ。」








綺麗。今年最初の雪だった。








「私、ホワイトクリスマスなんて初めて。」








「俺も。」








< 268 / 304 >

この作品をシェア

pagetop