だから放っておけねーんだよ。
旭はまだ驚いた様子で答案用紙を見つめていた。
え、うそでしょ。
私は恐る恐る旭に近づいた。
「…旭、どうだったの…?」
ぷるぷる震えてる。
「不合格だからって気にすることないよ!私、協力するし…」
「………ふ……」
「えっ?」
「ふぉーーーーーーっ!」
イキナリ、旭が叫んだ。
そして笑ってる。
なんなのよ、こいつは。
私、どういうことか分からなくて旭の手から答案用紙をスルッと抜いた。
その答案用紙を見た瞬間、その意味がわかった。