だから放っておけねーんだよ。
旭は…100点をとっていたのだ。
「す………すごい!!!旭、すごいよ!」
「ヤバイ!俺、100点とか初めてなんだけど!」
私も旭も興奮気味。
「100点とっちゃった…俺。」
唖然として何度も答案用紙を見つめる旭。
なんか、自分のことみたいに嬉しい。
「葉月!!!!!」
旭が私を見つめる。
「えっ?は、はい。」
その瞬間、旭が私をぎゅっと抱きしめた。
「……!!!!!」
ちょっ、ちょっと待って…
ドキドキ心臓が高鳴る。
「葉月のおかげだよ。ありがとう!」
そう言って、さらにぎゅっと私を抱きしめる。
し、心臓がも、もたない………