だから放っておけねーんだよ。








「も、もしもし旭?どうしたの?」







旭からの電話は滅多にないからなんか緊張する。







『おい、今から時間ない?』







「え?なんで?」








『テニスやろーぜ。学校で。』








「えぇ〜?学校で?!寒いよ。」








『のろま。いいから来いよ。俺たち相当遅れてんだぞ。』







あ、テニスのことね。








「それはそうだけど……めんどくさい。」








『いーから来いよ。どうせ今起きたんだろ?グータラしてんのバレバレ。』








うわっ!お見通しですか!








< 279 / 304 >

この作品をシェア

pagetop