だから放っておけねーんだよ。
「はぁ?!な、な、な、なんであんたがここにいんの?!」
私の大声に周りがビックリしている。
でも、そんなことどうでもいい。
なんで旭がここに?!?!
「いや、俺今日からこの高校に通うんですけど。」
「はぁーーーーーーーーーっ?!」
オイオイ、ちょっと待て。
私、夢見てるんだ。
そうそう。そうよ、私。
だって、あんなにバカだった旭がこの高校に入学できるわけないんだから。
「オイ。なにほっぺたつまんでんだよ。夢じゃねぇよ!」
そう言って旭が私の手首を掴んだ。
「ぎゃあああ!やめてよ!」
「なんだよ。せっかくまた同じクラスなのに。」