だから放っておけねーんだよ。







「おー、そうか。じゃあ、偽物の星野。答えられるか?」







みんなの注目が集まる。







「…−3だと思います。」







私はしぶしぶ答えた。







「やるな!偽物の星野!正解だぞ。」







先生がそう言うと、どこからか手を叩く音が聞こえた。







もう。旭のせいでとんだとばっちりだよ。







「おい、本物の星野。後で偽星野に教えてもらうこと。いいな?」







「はーい。」







旭は素直に返事をした。







ふん。旭、辱めを受けたね。







どうだ!私が答えた姿を見たか!








少しは見直したでしょ!








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