だから放っておけねーんだよ。
「せ、せっかくって…。本当にあんた、この高校に入学できたの?なんで?」
「できたの?って失礼だぞ、バカ。あったりめーだろ。お前にできて、俺にできない事はない!」
そんな偉そうに言うなよ!
「な、なんかめまいが…」
アリエナイ。旭とまた同じ学校に通うことになるなんて。
しかも、また同じクラス!!
あぁ、神様は意地悪だね…
「ていうかあんたさ、川崎南高校に決めたって言ってたよね?!」
川崎南高校は、まぁほら、偏差値低めの…?笑
「うん、そうだったよ?でもやめた。」
「なんでよ!!」
「俺の話は別にいーだろ。じゃ、俺あっちで友達待たせてるから。じゃあな。」
「あ、ちょっ、旭!」
私の声に耳も貸さず、行ってしまった。
ポツーン
一人取り残された私。