だから放っておけねーんだよ。
「日直二人、今日残ってくれないか?」
その日の放課後、担任のつのっちが言った。
「えーだりぃー。」
今日の日直の旭が呟いた。
「あ、あの!私、今日塾で…残れません。」
旭と日直だった澤木さんが手を挙げた。
「しょうがないな。じゃあ、誰か星野と残ってくれるやついないか?」
シーーン
と、するかと思えば…
「「「ハーーーーーーーーーーイ!」」」
げ。クラスほとんどの女子が手を挙げてる。
どんだけ人気なのよ、旭。